DV被害などから逃れるための引っ越しを請け負う「夜逃げ屋」の実態を描いた漫画がある。作者は宮野シンイチさん。夜逃げ屋でスタッフとして働いている。100件以上の現場を経験した宮野さんが感じた夜逃げ屋の「存在意義」とは何か。 「夜逃げ屋」という商売がある ...
【AERA2024年12月23日号(12月16日発売)】 ...
恋人から凄惨な暴力を受け続けた女性は、「うまくいかないことばかりだけど、今が一番幸せだと胸を張って言えます」と、夜逃げ後の思いを口にした。夜逃げのそのときは雰囲気が暗く大泣きしていた女性は、しばらく後に会った際、「お世話になりました」と元気そうにお礼 ...
それでも、目を血走らせたDV夫が、「殺してやる!」とすごんできたり、依頼者の持ち物や下着にいたるまでを「共有財産だから持っていくな!」とごね続けたりすることもある。
夜逃げ屋には、元恋人のストーカー行為に悩む女性、自分の思う通りにならないと暴力をふるう夫から逃げる妻、ブラック企業で心身共に限界になるまで働く男性など、命を懸けてでも逃げたい人々からの依頼が舞い込んでくる。